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Eichnerの分類
部分床>診査・診断
〜 咬合支持域の定義はしっかり 〜
Eichnerは、欠損歯列だけではなく、健全歯列から無歯顎にいたるすべての歯列の咬合の関係を分類している。小臼歯、大臼歯によって咬合位を支持する部位を咬合支持域といい、歯が一部失われても、残存歯に対合歯との接触があれば支持域は存在すると考える。
A:4支持域すべてに対合歯との接触があるもの
A-1:上下顎の全歯がそろっているもの
A-2:片顎に限局的な欠損があるもの
A-3:上下顎に欠損はあるのが、4支持域で対合歯との接触があるもの
B:支持域全部には対合歯との接触がないもの
B-1:3つの支持域に対合歯との接触があるもの
B-2:2つの支持域に対合歯との接触があるもの
B-3:1つの支持域に対合歯との接触があるもの
B-4:支持域以外に対合歯との接触があるもの
C:支持域との接触がまったくないもの
C-1:上下顎に残存歯はあるが、対合歯との接触がないもの
C-2:片顎は無歯顎で対顎に残存歯があるもの
C-3:上下顎が無歯顎のもの

4か所の咬合支持域がある完全な歯列

最小の歯数で4か所の咬合支持域がある欠損歯列
C-1はすれ違い咬合ともいわれ、上下顎の残存歯があるのいもかかわらず、咬合平面の設定や義歯の設計が困難である。
過去問題集
110C48
上顎は全歯残存、下顎は2歯残存でKennedyⅣ級の欠損様式である。上下顎とも第三大臼歯は存在しない。
Eichnerの分類はどれか。1つ選べ。
a A2
b B2
c B4
d C1
e C2
解答
110C48:B
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