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部分床>診査・診断
〜 Ⅰ-Ⅳ級をしっかり区別できるように 〜
Kennedyの分類
Kennedyは、残存歯に対する欠損部の位置関係から4つに分類した。この分類法は最後方の欠損部位によって級を決定する。また、欠損部のほかに欠損部位がある場合は、その数により類として表す。
Ⅰ級:両側性の歯の欠損が残存歯の後方に位置するもの
Ⅱ級:片側性の歯の欠損が残存歯の後方に位置するもの
Ⅲ級:片側性の歯の欠損部の前後に残存歯が存在するもの
Ⅳ級:歯の欠損部が歯列の両側に及び、その遠心に残存歯が存在するもの
(※Ⅳ級では、他に欠損部があると他の級に分類されるので類がない。)










第三大臼歯は存在すれば残存歯として扱うが、抜歯あるいは萌出していないため口腔内に存在しない場合は欠損部としては扱わない。
過去問題集
96C3
上顎の歯列模型を図に示す。
部分床義歯の設計で正しい組合せはどれか。
a KennedyⅠ級2類 粘膜支持
b KennedyⅠ級2類 歯根膜粘膜支持
c KennedyⅡ級2類 歯根膜支持
d KennedyⅡ級2類 粘膜支持
e KennedyⅡ級2類 歯根膜粘膜支持
99C21
Kennedyの分類の基準となるのはどれか。1つ選べ。
a 義歯床と支台歯との近遠心的位置関係
b 欠損様式と咬合負担様式
c 臼歯による咬合支持域
d 遊離端義歯の支持様式
e 義歯の維持装置の位置と数
110C48
上顎は全歯残存、下顎は2歯残存でKennedyⅣ級の欠損様式である。
上下顎とも第三大臼歯は存在しない。
Eichnerの分類はどれか。1つ選べ。
a A2
b B2
c B4
d C1
e C2

解答
96C3:E 99C21:A 110C48:B
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