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​パーシャルデンチャーの分類

部分床>診査・診断

〜 義歯の種類をしっかり区別 〜

 目的別分類

最終義歯

 ​最終義歯とは、斬間義歯による治療などを経て最後に制作される義歯のこと。

暫間義歯

 暫間義歯とは、最終義歯を装着するまでの間に、外観や機能などの義歯の目的を達成するために、一定期間使用する義歯のこと。即時義歯や治療義歯、移行義歯が含まれる。

即時義歯

 即時義歯とは、抜歯後ただちに装着する義歯のこと。抜歯予定の歯を含めて印象採得し、抜歯後の顎堤を予測した模型で義歯を制作する。

治療用義歯

 治療用義歯とは、最終義歯に移行する前に、顎堤粘膜や咬合関係の改善が必要とされる暫間的な義歯のこと。粘膜の治療、咬合の治療、歯の小移動などを目的とする。

移行義歯

 移行義歯とは、早期の抜歯と、それに伴う義歯の修理や新製が考えられる際に、一時的な機能と形態を確保するために使用される義歯のこと。パーシャルデンチャーからフルデンチャーへ移行させることを目的として使用することが多い。

​ 過去問題集

96C22 

 即時義歯で正しいのはどれか。

a 義歯床の適合が良好である。

b 装着後の調整が少ない。

c 顎堤の吸収を抑制する。

d 主として臼歯部に適応する。

e 抜歯前の咬合高径が保たれる

99C22

 正しい組合せはどれか。2つ選べ。

a 即時義歯────抜歯

b 暫間義歯────陶歯

c 顎義歯─────口唇裂

d 移行義歯────アタッチメント

e 治療用義歯───粘膜調整材

104A70

 初診時の口腔内写真と即時義歯製作過程の写真とを別に示す。

装着前までの埋没・重合・研磨を除いた手順で正しいのはどれか。1つ選べ。

a ア→ イ→ オ→ ウ→ エ

b エ→ ア→ オ→ イ→ ウ

c エ→ オ→ ア→ イ→ ウ

d オ→ ア→ イ→ ウ→ エ

e オ→ ア→ イ→ エ→ ウ

​ア

​イ

​ウ

​エ

​オ

解答 

 96C22:E 99C22:AE 104A70:D

© 20 17 by dental youth.

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